電通グループ4社、「日本の広告費 インターネット広告媒体費 詳細分析」を発表
株式会社D2C、株式会社サイバー・コミュニケーションズ、株式会社電通、株式会社電通デジタルの電通グループ4社は、「2019年 日本の広告費 インターネット広告媒体費 詳細分析」を連名で発表した。
電通が3月11日に発表した「2019年 日本の広告費」について、インターネット広告媒体費の内訳を分析し、さらに2020年の予測を加えている。
わが国の2019年の総広告費、6兆9,381億円のうち、「インターネット広告費」は、全体の30.3%(2兆1,048億円)。「インターネット広告制作費」「物販系ECプラットフォーム広告費」を除いた「インターネット広告媒体費」は、1兆6,630億円に達している。
インターネット広告媒体費全体を広告種別の構成比でみると、「ビデオ(動画)広告」が前年比157.1%の3,184億円と大きく伸長。2020年には前年比113.0%の3,597億円になると予測された。「ソーシャル広告」は前年比126.0%の高い成長率で推移しており、インターネット広告媒体費全体では29.5%の4,899億円を占める。
取引手法では、「運用型広告」が79.8%ながら、前年比で2桁成長を見せた。
今後の成長は緩やかになるものの、インターネット広告媒体費は継続して伸長し、2020年には全体で前年比111.0%、1兆8,459億円になると予測されている。