新潟放送、放送事業が減収も営業費用削減で増益化 2020年3Q決算
株式会社新潟放送は、2020年3月期第3四半期の業績（2019年4月1日～2019年12月31日）を発表した。
【連結経営成績（累計）】
売上高 ：160億0400万円（前年同期比 14.6％増）
営業利益 ：11億3000万円（ 同 108.5％増）
経常利益 ：11億7400万円（ 同 99.4％増）
四半期純利益 ：7億0900万円（ 同 72.8％増）
放送事業において、ラジオはスポット収入・タイム収入ともに振るわず減収。テレビは、タイム収入が堅調に推移したがスポット収入が落ち込み、こちらも減収。その他の収入も、他局へのCM取り次ぎ業務の減少により減収となり、全体で営業費用を抑えることで利益の確保に努めた。これが奏功し、事業売上高は47億9600万円（前年同期比95.2％）と減収だったが、営業利益は3億9000万円（前年同期比121.0％）と増益になった。
情報処理サービス事業においては、上期における消費税増税前の駆け込み需要に加え、第3四半期の大型案件が計画通り進捗。これによりシステム開発およびパソコン機器販売が順調に推移し、事業売上高は106億6000万円（前年同期比128.1％）、営業利益は7億2500万円（前年同期比347.8％）と、大幅な増収増益となった。
建物サービスその他事業においては、SNS広告やCM素材制作などの受注が順調だったが、オフィスビルの空調設備更新工事を受注したものの内装監理業務などが伸びず、事業売上高は10億3500万円（前年同期比96.7％）、営業利益は1700万円（前年同期比165.9％）だった。
