大日本印刷、売上横ばいながら利益増を維持 2020年3Q決算

大日本印刷株式会社は、2020年3月期第3四半期の業績(2019年4月1日~2019年12月31日)を発表した。

【連結経営成績(累計)】
売上高    :1兆0471億5500万円(前年同期比 0.1%増)
営業利益   :413億4500万円( 同 14.4%増)
経常利益   :479億0600万円( 同 15.5%増)
四半期純利益 :870億7700万円( 同 242.4%増)

世界的に競争力の高いICカードの他、リチウムイオン電池用バッテリーパウチ、有機ELディスプレイ製造用のメタルマスク、写真プリント用熱転写記録材、ディスプレイ用光学フィルムなどの製品・サービスを中心に、重点事業を強化。また、P&I(印刷と情報)をかけ合わせて新しい価値を創出する「P&Iイノベーション」を推進したことなどが奏功し、売上高を維持。あわせて政策保有株式など保有資産の見直しを進めるとともに、資本効率の向上と株主還元を目的として、2019年9月12日から3,000万株、600億円を上限とする自己株式取得を開始し、第3四半期までに1,183万株、343億円の取得を実施した。これらの結果、連結営業利益・連結経常利益はともに前年同期より増加した。