アイスタイル、想定内ながら利益赤字化 海外子会社の減損処理などで特損30億円超の計上も 2020年2Q決算
株式会社アイスタイルは、2020年6月期第2四半期の業績(2019年7月1日~2019年12月31日)を発表した。
【連結経営成績(累計)】
売上高 :159億4200万円(前年同期比 1.7%減)
営業利益 :マイナス11億5700万円(前年 2億4200万円)
経常利益 :マイナス11億7600万円( 同 2億2800万円)
四半期純利益 :マイナス39億7900万円( 同 5900万円)
下期から売上が大幅増となる計画だが、上期はECイベントの目標未達や中国事業の不振等により、計画を若干下回って推移した。営業利益も大幅な赤字となったが、コスト削減等により、計画内で着地しているという。また、第2四半期において、30億3000万円の特別損失を計上。2017年にM&Aした、マレーシアで化粧品ECサイトを運営するHermo社と、米国で化粧品クチコミサイトを運営するMUA社の業績が、株式取得時の想定から乖離しており、のれんの残額を一括して減損処理した。あわせて、想定と乖離している海外店舗の減損や台湾店舗の撤退にあたり、特別損失を計上していり香港でのデモの影響などがあったという。