ぐるなび、平成22年3月期第1四半期決算 増収増益

株式会社ぐるなびは、平成22年3月期第1四半期決算を発表した。
売上高は前年同期比22.1%増の54億5100万円、営業利益は前年同期比18.7%増の9億6300万円、経常利益は前年同期比17.0%増の9億6100万円、四半期純利益は前年同期比14.2%の5億5100万円となった。
通期業績予想の修正はない。

同社のサービス対象となる外食産業においては、全業態トータルの売上高は4月に前年同期比100.8%、5月には102.1%と回復基調が見られたものの、6月には再び97.4%に落ち込むなど(社団法人日本フードサービス協会)、依然厳しい経営環境が続いている。
こうした中、PCについては、4月に「ぐるなび」エリア版及び都道府県版の情報を整理するリニューアルを実施。
また、「ぐるなびiPhone/iPod touch 向けアプリケーション・Webサイト」の提供を開始するなど機能強化に取り組んだ。

一方で基盤事業拡大の施策として、営業本部の人員を増強するなど加盟店舗数の増加と単価の向上を図った。
BtoB事業については、食品メーカーの販売促進、携帯キャリアのキャンペーン、自治体による食材のキャンペーンといったプロモーションにより、企業や自治体、産地等と飲食店を結ぶネットワークの構築を進め、5月には、全国の生産者や卸業者が厳選商品を特別卸売価格で提供するBtoBサイト「週刊ぐるなび市場」を開設した。

こうした取り組みにより、平成21年6月末現在の加盟店舗数は48,408店、加盟店舗数のうち、販促正会員店舗数(販促パックサービスを利用している加盟店舗数)は14,625店、ビギナー会員店舗数は33,783店となり、基盤事業の売上高は5,220百万円(前年同期比21.7%増)となった。