クチコミマーケティングの業界団体「WOMマーケティング協議会」、設立イベントを開催

WOMマーケティング協議会は7月29日、WOMマーケティング設立イベントを開催した。
当日はクチコミマーケティングに関連する企業などから約150名が参加した。

同協議会は、クチコミマーケティングとして注目を集めながらいまだ市場として確立しておらず、業界内の情報共有の場に乏しいという日本のWOM(クチコミ)マーケティングにおいて、市場の健全な育成と情報共有、啓発などを目的として2009年7月29日に発足。
理事長にはビルコム株式会社の太田滋社長、理事に株式会社アサツー ディ・ケイの井上氏、株式会社東急エージェンシーの小川氏、株式会社CGMマーケティングの佐々木氏、アジャイルメディア・ネットワーク株式会社の徳力氏、株式会社電通パブリックリレーションズの細川氏、株式会社博報堂DYメディアパートナーズの森永氏が名を連ねる。

設立イベントでは、WOMマーケティング協議会の目的や基本理念などが発表された。
<協議会の目的>
1.業界の成長促進
2.倫理規定の策定と新党
3.ノウハウ・ナレッジの蓄積と共有
4.プロフェッショナル人材の育成
5.各関係各所との良好な関係構築

<基本理念>
1.WOMマーケティングにかかわるあらゆる人、組織は、正直に、良心に基づいて行動しなければならない。
2.消費者の利益にならないものは、WOMマーケティングではない。消費者が正しく、多用な情報を得る権利を最大限尊重する。
3.口コミは自発的なものである。金銭で生み出されない。誰からも強要されず、発信者の自由意志が尊重される。

また、2010年2月開催予定のWOMマーケティングサミットや事例研究会、ガイドライン策定プロジェクトなど、今後の活動計画についても発表された。