電通、中期経営計画を発表 4マス広告以外へシフト、4マスの売上総利益は現在の60%から2013年に52%まで減らす

株式会社電通は、電通グループの中期経営計画「Dentsu Innovation 2013」を発表した。
この中で同社はマス広告媒体離れなどメディア環境と行動の変化や、消費行動の変化などを取り上げ、「従来のビジネスモデルでは必ずしも適応できない時代となった」とした上で、こうした『プラットフォーム時代』においても電通グループは、新たなリーダーシップを発揮して付加価値創造のための確固たるポジションを確保すると述べた。

また、連結営業利益700億円、オペレーティング・マージン20%以上、ROE8%とする中期経営目標(2013年度)を発表。

4マス媒体の売上高比率を2009年度の59%から2013年度には56%まで下げ、売上総利益についても2009年度の60%から2013年度には52%に下げることを発表した。
電通のマス以外の広告媒体へのシフトが一段と明確になった。