サイバーエージェント、AI事業本部を発足
株式会社サイバーエージェントは、AIを活用したデジタル広告事業開発の強化ならびに新たなAI事業の創出を目的とし、専門部署となるAI事業本部を2019年9月2日に発足した。
同社はこれまでもデジタル広告市場の成長に伴い、AI技術の研究・開発をおこなう組織「AI Lab」を設立し、「AIによる多種多様なクリエイティブの制作支援」「AIを用いた広告配信における予測・最適化」「3DCGを用いた高品質なブランディング動画の制作」などの研究開発に取組んできた。今回専門部署を発足することで、今後もリテールテック領域やコールセンター業界におけるAI活用のさらなる加速を目指すとともに、AIを活用した新たな事業を創出していきたいとしている。
AI事業本部では、①アドテクノロジー、②リテールテック、③AIクリエイティブ、④AIコールセンター、⑤新規事業の5つの領域を中心に事業開発に取組み、新たに「Data Science Center」を新設。Data Scienceに関わる技術者を横断組織へ集約することで、各サービスにおける開発効率ならびに精度強化を図るとともに、AI技術を用いてビジネス課題の解決を行うAI人材の採用・育成の強化に取組むという。
また、「AI Lab」では様々なAI分野において研究開発を進めるべく、現在15の大学・機関と産学連携を行っているが、新規AI事業の機会創出にともない、新たな研究領域にも積極的に取組み、学術的発展と産業的貢献を目指す。
AI事業本部の責任者には、同社取締役でAI・広告テクノロジー・クリエイティブ管轄の内藤貴仁氏が就任した。