米国発ブログサービス「タンブラー」の利用者が増加中、ネットレイティングス発表
ネットレイティングス株式会社は28日、ニールセン・オンライン(Nielsen Online)が提供するインターネット利用動向調査「NetView」の2009 年6 月データをまとめ、その内容を公表した。
それによると、米国発のブログサービス「Tumblr(タンブラー)」のサイト訪問者が日本で増加していることが明らかになった。Tumblr は、テキストや画像を投稿する一般的なブログの機能に加えて、他のユーザーの投稿を自らのブログにクリッピング(リブログ)できる機能も持ったサービス。
Tumblr に先行してサイト訪問者を伸ばしているTwitter 同様、気になるユーザーを登録し、彼らの投稿をウォッチすることも可能だ。Twitter は日本でも、影響力のある著名人や企業の情報発信での利用が盛んになりサイト訪問者を伸ばしているが、Tumblr もTwitter の認知率アップに伴って徐々にサイト訪問者が増加している。
利用者構成としては、Tumblrは男女比が65:35と、Twitterに比べて男性利用者の割合が高い。また年齢別では、35~49歳の利用者が多いTwitterに対して、Tumblrは50歳以上の利用者が多く見られるという。
この結果を受けて、ネットレイティングスのシニアアナリスト 鈴木成典氏は、「Twitterではユーザーが日常の考えや行動をテキストで投稿するのに対して、Tumblrでは他のユーザーの投稿したテキストや画像を引用・転載するといった利用が盛ん。両者はユーザーを奪い合うことがなく、ともに訪問者数を伸ばしている」と分析している。