タクシー車内広告ベンチャーの白圭(札幌市)、民事再生法を申請

北海道札幌市のタクシー車内動画広告制作会社、白圭は、7月22日に札幌地裁へ民事再生法の適用を申請し、同日保全命令を受けた。
同社は2004年にタクシー車内に設置する動画広告「タクシーエム」を開発、タクシーへの措置の設置と動画制作、広告代理事業を手がけ、2005年3月期には年売上高約3億6000万円を計上していた。
同社には複数のベンチャーキャピタルが出資し、東京・名古屋にも営業範囲を拡大。

しかし、2007年に経営資源を広告制作と広告代理事業に集中させた結果、2008年3月期の売上高は約1億円に減少、債務超過に陥った。
今回、債権者から破産を申し立てられる事態となり、対抗上今回の措置となった。(帝国データバンク)