ファンコミュ、アドフラウド対策等の負の影響により2018年決算は減収減益

株式会社ファンコミュニケーションズは、2018年12月期通期(2018年1月1日~2018年12月31日)の連結業績を発表した。

【連結経営成績】
売上高   :353億4000万円(前年同期比 9.6%減)
営業利益  :42億0900万円( 同 26.8%減)
経常利益  :43億6400万円( 同 24.7%減)
当期純利益 :25億5400万円( 同 39.6%減)

動画広告の開発に注力したが、iOSのCookie利用制限「ITP」への対応、検索アルゴリズムの変更、アドフラウド(広告不正)対策の実行等により、売上高は当初見込みほど伸びず、前年同期比9.6%減となった。さらに、売上高固定費比率の上昇により、営業利益も大きく減少。営業外収益に投資事業組合運用益を計上したこと等により、経常利益の減益幅は縮小したが、親会社株主に帰属する当期純利益は、シーサー株式会社を取得した際に発生したのれんについて減損損失を計上したことにともない、減益幅が拡大した。