電通、新中期経営計画を発表 2013年度までに連結営業利益700億円に

株式会社電通は、電通グループの新中期計画を「Dentsu Innovation2013」(2009~2013年度)と題し、発表した。
新中期計画の中で電通は、「プラットフォーム時代への挑戦」をスローガンとして設定。
デジタル・テクノロジーにより、自由で直接的なコミュニケーションや取引、消費活動の場がもたらされるようになり、同時に、これらの活動の場面を詳細に洞察・分析し、新たな知見を得ることが容易になった。
電通は、こうした活動が行われている“プラットフォーム”がビジネスを大きく変えていくと考えている、としている。

また、新中期経営計画「Dentsu Innovation2013」における具体的な活動領域として、5つのイノベーションを設定。
クライアント課題への対応力の強化とサービス領域の拡大をはかる「サービスイノベーション」、プラットフォーム時代における高付加価値事業モデルを確立する「ビジネスモデル・イノベーション」、グローバル競争力の強化をはかる「グローバル・イノベーション」、グループ全体での人事制度・育成制度の抜本的改革となる「人材イノベーション」、グループ全体でのコスト構造改革をはかる「コスト・イノベーション」。

こうした経営ビジョンと計画のもと、2013年度までに連結営業利益700億円、オペレーティング・マージン20%以上(オペレーティング・マージン=(営業利益÷売上総利益)×100)、ROE8%を目指す。