博報堂と「ものづくり系マッチングサービス」運営のリンカーズ、業務提携を締結
株式会社博報堂とリンカーズ株式会社は、業務提携を締結し、企業の新規ビジネス開発支援に向け協業を開始したと発表した。
博報堂はこれまで、フィロソフィーである「生活者発想」を軸に多様なクライアントのビジネス開発・推進をサポートしてきた。
リンカーズは、2014年より世の中からベストな開発パートナー・部品調達先・OEM委託先等の取引先を抽出するものづくり系マッチングサービス「Linkers」を運営。自治体や産業支援機関と提携することで、大手企業のニーズに対して、地方の有力な中堅・中小企業および産官学との技術マッチングを行い、ものづくり産業支援に貢献してきた。
今回、クライアントの新規ビジネスの更なる推進には、きめ細やかな技術支援が欠かせないことから、両社の提携に至った。
この提携により、博報堂が持つ「生活者発想のコンセプト開発力」とリンカーズが持つ「技術発想のオープンイノベーション推進力」を掛け合わせたスピーディなイノベーション支援が可能となる。具体的には、技術の目利き・分析から、新規ビジネスのアイデアワークショップ、リンカーズの“ものづくりネットワーク”を駆使したパートナー選定&プロトタイプ開発、事業計画策定と事業プロデュースまでをワンストップで提供、クライアントの新規ビジネス、イノベーション創出を統合的に支援していく。今後はこうした取り組みをプラットフォーム化し、広く提供することを検討しているという。
イノベーション創出を目指した新規ビジネス開発にあたっては、ユニークなアイデアが生まれても事業計画化し軌道に乗せることが難しいうえ、技術動向や未来洞察、生活者理解などの視点不足や、既存事業の延長に留まるといった、構想したビジネスがイノベーション創出につながらないという課題がある。両社の今回の取り組みは、イノベーション創出を目指す全ての企業、団体を対象にしており、クライアントの抱える課題によってきめ細やかなサポートでサービスを提供していく、としている。