トランスコスモス、AIを活用しSNS上のリアルタイムな声から広告訴求を開発する「coemo」を提供開始
トランスコスモス株式会社は、Google Cloud が Cloud AI ソリューションのひとつとして提供する「 Google Cloud Natural Language API 」を活用することでSNS上のリアルタイムな声からユーザーインサイトを発掘し、消費者の心を動かす広告訴求を開発するメソッド「coemo(コエモ)」を独自に開発・提供開始すると発表した。
開発の背景には、モノや情報が多く普及する現代において、購買意欲や興味・関心を喚起するため、消費者の潜在的な深層心理(ユーザーインサイト)をとらえたマーケティングが重要となっていること、デジタル広告ではスマートフォンシフトやSNS利用率の増加に伴い、ニュースサイトやSNSのタイムライン上に表示されるインフィード広告が主流になっており、SNSのタイムラインやコンテンツにマッチし、かつユーザーインサイトをとらえたクリエイティブを制作するために、ユーザーボイスを積極的に取り入れる必要性が高まっていることなどがある。
「coemo」では、「 Google Cloud Natural Language API 」を活用し、人力では把握しきれない膨大な投稿から広告訴求へ活用しやすいユーザーボイスのみを抽出。さらに、過去の多様な業界・業種における広告配信実績から得られた知見や独自の分析手法により、効果的な広告訴求を開発する。実際に「coemo」で訴求開発を行ったインフィード広告のクリエイティブが、同期間配信の既存クリエイティブと比較し、CTR120%、CVR126%、CPA1/2という高い実績を出す事例もあったという。
今後は、投稿文だけでなく「 Google Cloud Vision API 」を活用したSNS投稿画像分析や、コールセンター部門のコールログを活用したユーザーインサイトの発掘により、サービス強化を図っていく。