スターツ出版、店舗&体験価値マーケティングや投稿コンテンツが好調で増収増益に 2017年12月期決算

スターツ出版株式会社は、2017年12月期(2017年1月1日~2017年12月31日)の業績を発表した。

【経営成績】
売上高  :43億5000万円(前年同期比 8.5%増)
営業利益 :3億5500万円( 同 2.6%増)
経常利益 :4億3600万円( 同 8.8%増)
当期純利益:2億7100万円( 同 20.1%増)

「厳選店舗マーケティング」と「体験価値マーケティング」を軸に展開する東京マーケティングドメインでは、オズモールの成功報酬型送客サービス「オズのプレミアム予約」シリーズを中心に展開。掲載施設の拡充などの施策が奏功し、前事業年度と比較して送客手数料売上が増加した。一方、広告宣伝費、掲載施設数を拡大するための業務委託費などが前事業年度と比較して増加した。「体験価値マーケティング」では、「オズマガジン」の売上が好調に推移したが、雑誌の発行点数が減少したことにより、雑誌の販売売上が微減。費用面では雑誌制作体制の見直しにより、制作コストを減少させた。この結果、東京マーケティングドメインの売上高は31億6900万円(前期比2.1%増)だったが、営業利益は2億3600万円(前期比23.1%減)とやや落ちた。
投稿コンテンツドメインでは、コンテンツの拡充が奏功したことや、昨年11月より販売を開始した電子コミックの売上が堅調に推移したことなどにより、書籍の販売売上が増加。売上高は11億8000万円(前期比30.2%増)、営業利益は2億300万円(前期比86.2%増)と拡大した。
2018年12月期の通期業績見通しとしては、売上高47億5000万円、営業利益4億円、経常利益4億7000万円、当期純利益2億8000万円を予想している。