フジ・メディアHD、放送・制作事業等が振るわず減収増益 2018年3Q決算
株式会社フジ・メディア・ホールディングスは、2018年3月期第3四半期(2017年4月1日~2017年12月31日)の連結業績を発表した。
【連結経営成績(累計)】
売上高 :4798億0200万円(前年同期比 1.8%減)
営業利益 :202億2200万円( 同 0.1%増)
経常利益 :268億円 ( 同 0.6%増)
四半期純利益:190億8100万円( 同 15.4%減)
映像音楽事業、都市開発事業、その他事業が増収となったが、主力の放送事業、制作事業、生活情報事業、広告事業が減収となり、全体では前年同期比1.8%減となった。営業利益は、映像音楽事業、生活情報事業、広告事業、都市開発事業が増益だったが、放送事業、制作事業、その他事業が減益。全体では前年同期比0.1%増に留まった。
事業別では、主力の放送事業において、タイム収入が苦戦したことに加え前年のリオデジャネイロオリンピックの反動減もあり減収となった。スポット収入も視聴率低迷により減収。動画配信事業「FOD(フジテレビオンデマンド)」は増収だったが、催物事業、映画事業が減収で全体で減収減益だった。
制作事業も、番組などの受注数、受注単価の減少により、減収減益。映像音楽事業では、ポニーキャニオンの音楽部門が減収だったものの、映像部門に加えて配信や印税収入が堅調で増収となり、営業損失が改善した。
各セグメントでの変動はあったが、連結全体では概ね予想通り推移しており、通期の連結業績予想について変更はないとのこと。