2018年1月の消費意欲指数、消費機会への意欲高まらず1月では過去最低 博報堂生活総研
株式会社博報堂のシンクタンクである「博報堂生活総合研究所」は、「1月の消費予報」を発表した。
20~69歳の男女1,500名に、「来月の消費意欲」を点数化してもらったもので、その結果、来年1月の消費意欲指数は48.5点で、12月より8.4ポイントと大きく減少した。前年同月比でも2.7ポイント減で、1月としては過去最低の値となった。
1月は通常は「消費意欲がもっとも高まる月」で、過去2年間は50点以上をキープしていた。しかし今年は、季節消費やセールなど、1月ならではの消費機会への意欲が高まっておらず、大幅な下降を見せた。理由としては、「今月まで多く使った反動でセーブ」は大きく減少(17年1月140件→18年1月95件)したが、「金欠、収入減、余裕がない」が増えた(17年1月106件→18年1月130件)。近年は「年末にしか意欲が高まらない」という傾向が強まっていたが、それに加え、懐事情が良くないことが要因と見られる。
男女で比較すると、前月比はほぼ差がないが、前年比では男性が-4.1ポイント、女性が-1.4ポイントと男性の低下が目立った。