インプレスHD、電子書籍が伸長するも収益性悪化 17年3月期決算は増収減益

株式会社インプレスホールディングスは、第25期(2017年3月期、2016年4月1日~2017年3月31日)の連結業績を発表した。

売上高  :112億8000万円(前年比 3.6%増)
営業利益 :マイナス6100万円(前年 1億3600万円)
経常利益 :700万円(前年 1億8200万円)
当期純利益:900万円(前年 マイナス3800万円)

電子書籍の販売が増加したことに加え、モバイルセグメントのコンテンツホルダーとの協業によるデジタルコミック等の販売プラットフォーム事業、ITセグメントのイベント・セミナー等が順調に拡大し売上高は前期比3.6%増となった。一方で、雑誌広告およびアジア市場向けセールスプロモーション受託案件の減少、新刊書籍の販売効率低下等による収益性の悪化、人件費の増加などの販管費増が影響し、営業利益がマイナスに落ち込んだ。経常利益は、持分法による投資利益の計上等があったが、営業損益の減少をカバーするまでには至らず、前期700万円に留まり、当期純利益も改善はしたが900万円に留まった。