KDDI、離島の地域活性化プロジェクト「しまものラボ」を北海道利尻町で開始
KDDI株式会社、北海道利尻町、利尻町商工会、NPO法人離島経済新聞社は、2017年5月25日より、離島の地域活性化を目指す「しまものプロジェクト」の第2弾として、販路拡大や商品PRに課題を抱える町内事業者を対象に、オンライン講座で販売の基礎を学ぶ「しまものラボ」を開始した。
同社は、2015年12月17日より、離島の地域活性化に向けて、離島地域の情報発信や教育サポートを行う「しまものプロジェクト」を開始。第1弾として、「au WALLET Market」で離島各地の産品を取り扱っている。
今回、利尻町で実施する「しまものラボ」では、およそ4ヶ月の期間において、専門講師による商品の販売基礎講座を実施。併せて、アンケート・モニター調査を容易に行えない町内において、全国で1,500万人以上(2017年3月末時点)が利用する有料会員制サービス「auスマートパス」内の「商品モニター」コンテンツの活用、さらにKDDI社員による試食アンケートを実施することで、市場調査を行う。また、全国販売に向けた食品安全に関する注意点などの学習や、希望者にはタブレットを活用した商品プロモーション動画の制作体験講座も実施する。
なお、全講座終了後、全国約2,500店舗のauショップで購入可能な「au WALLET Market」に出品予定(「au WALLET Market しまものマルシェ出品対策コース」の事業者が対象)。
「しまものラボ」は、2016年10月12日に鹿児島県・喜界島で開始。10月の開始以降、2017年1月まで喜界島の離島事業者を対象に商品の販売基礎講座を実施し、既に「au WALLET Market」に商品を出品している。「au WALLET Market」では、出品した商品は主に全国のauショップ経由で購入可能で、「au WALLET Marekt」に出品している離島事業者の売り上げが約10%向上する事例があるなど、離島事業者と地域活性化に貢献している。
同社は、今後も、通信事業者として持つノウハウ・アセットを活用して離島地域の活性化を目指していくという。