インフィード広告市場、2016年は前年比8割増の1,401億円
株式会社サイバーエージェントと株式会社デジタルインファクトは、国内インフィード広告の市場動向に関する共同調査の結果を発表した。調査時期は2016年10月~12月で関係者へのヒアリング、調査主体ならびに調査機関が保有するデータ、公開情報の収集を行った。
それによると、2016年のインフィード広告は、アプリプロモーション需要の中心であるゲーム企業による出稿増が一段落したが、大手EC事業者などゲーム以外の需要が引き続き好調を維持し、前年比8割増の1,401億円に到達した。このうちスマートフォン比率は全体の約96%を占めている。2022年の市場規模は2016年比220%の3,013億円に到達すると予測された。
目的別では、Webプロモーション目的76%、アプリプロモーション目的24%の割合。Webプロモーション向け需要比率は、今後も上昇すると予想されている。
広告配信先は、ソーシャルメディアが64%。今後は配信先の多様化が進み、2022年にはソーシャルメディアが60%、ニュース・ポータル・その他が40%の比率を占めると予測された。
動画フォーマットの需要については、ソーシャルメディア向けインフィード広告を中心に拡大し、2016年の動画比率は市場全体の13%だった。今後はソーシャルメディア以外のニュース・ポータルサイト等での配信需要が広がり、2022年には市場全体の1/3のシェアに達する見込みとのこと。