電通、UI/UX領域を中心にデジタルデザインを手掛けるインド「フラクタル」を買収へ
株式会社電通の海外本社「電通イージス・ネットワーク」は、インドでUI(ユーザーインターフェイス)/UX(ユーザーエクスペリエンス)領域のサービスを提供する「Fractal Ink Design Studio Private Limited」(フラクタル)の株式100%を取得することで、同社株主と合意した。
フラクタルは2010年に設立。現在では65名のデジタルエキスパートを抱え、インドの有力企業にUI/UX領域を中心にデジタルデザイン全般のサービスを提供している。2015年にはインドの有力デザイン誌『Pool』により「UX/UIデザイン・スタジオ・オブ・ザ・イヤー」に選定されている。従業員数は65名で、2016年3月期の収益(Revenue)は1億2,700万インドルピー(約2.2億円)。
電通は、フラクタルをグループの10のグローバルネットワーク・ブランドの1つで、デジタル領域のサービスを提供している「Isobar」(アイソバー)に組み込み、ブランド呼称を「Fractal Ink Design Studio – Linked by Isobar」(フラクタル・インク・デザイン・スタジオ・リンクト・バイ・アイソバー)に改称する方針。2017年末までにインドで2番目に大きいエージェンシーグループになることを目指す。