電通、中国ブルーコムを完全子会社化 アジア地域でECソリューションを提供
株式会社電通の海外本社「電通イージス・ネットワーク」は、アジア地域においてEコマース領域のソリューションを提供する「Bluecom Solutions Limited」(ブルーコム)の株式100%を取得することで同社株主と合意した。
ブルーコムは、2012年5月に設立。中国・上海市に本拠地を置き、香港市、シンガポール市、ホーチミン市などに営業拠点を構えて、「Magento」「Salesforce Commerce Cloud」「SAP Hybris」といった、著名なEコマース・プラットフォームの重要パートナーとして、アジア地域で活動している。社員は160名で、2015年12月期の収益(Revenue)は3,875万中国元(約6.3億円)。
中国、日本、韓国、香港、シンガポール、オーストラリア、ニュージーランドの7カ国・地域は、世界のEコマース市場の上位20位に入っており、引き続き高い市場成長が続くと見られている。株式取得後、電通はブルーコム社をグローバルネットワーク・ブランドの1つであるIsobarに組み込む予定。