電通、米国の多文化層の増加をにらみ「Gravity Media」などを傘下に
株式会社電通の海外本社「電通イージス・ネットワーク」は、米Findr Group(ファインダー・グループ)の株式100%を取得することにつき、同社株主と合意した。
ファインダー・グループは、2009年にPR会社としてスタート。多文化・多言語のクリエーティブに対応する総合広告会社「Gravity Media」(グラビティー・メディア社)、総合デジタルエージェンシーの「Findr Interactive」(ファインダー・インタラクティブ社)、PRサービスを提供する「Triomphant Communications」(トリオンファント・コミュニケーションズ社)の3社からなるグループへと成長している。このうち、グラビティー・メディア社が基幹エージェンシーとしての役割を担い、他の2社と連携することで、高品質なサービスを提供している。グラビティー・メディア社は、米国を代表する業界誌『Advertising Age』で2013・2014・2015年の3年連続で、アジア系アメリカ人向けサービスで最大の売上を誇る企業と評価されている。
多文化向けの広告コミュニケーションに定評のあるグラビティー・メディア社を傘下に収めることで、米国における多文化層の増加に対応するのが狙い。