現代における消費は「商品・機能」より「体験・シーン」 オプト調べ
株式会社オプトは、「デジタル時代におけるブランド消費の価値観」調査の結果を発表した。「デジタルブランディングプロジェクト」監修のもと、消費の価値観や動向を把握するため、全国の20歳~59歳までの男女2,000人から回答を得た。
それによると、消費に関して、全体の約58%が「体験・シーンにお金を使う」志向であり、「商品・機能にお金を使う」志向の人よりも27%ほど割合が高かった。また全体の約76%が「共感されたい」志向であり、「アピールしたい」志向の人よりも62%ほど割合が高かった。これら回答者の嗜好性の組み合わせで4つに分類すると、「体験・シーンにお金を使う」かつ「共感されたい」嗜好性をもつ人の割合は、61%と最も大きなシェアを占めた。どの分類でも利用率がもっとも高くなったSNSは「LINE」で、利用率は7割を超えていた。
また、「ハイブランド」「ジュエリー」「外国産自動車」「スポーツ用品」「家電」の5つのカテゴリを対象に、各カテゴリで5つのブランドを選出し、そのなかでもっとも好意度の高いブランドを調査したところ、特にジュエリーは2極化。生活者の嗜好性によって、好意を持つブランド商品のカテゴリに大きな違いが出た。