ADK、海外子会社の不調を国内がカバー テレビなどメディア扱いも増加 16年2Q決算

アサツーディ・ケイは、2016年12月期第2四半期(2016年1月1日~2016年6月30日)の連結業績を発表した。

【連結経営成績(累計)】
売上高   :1740億9200万円(前年同期比 0.6%減)
営業利益  :38億5700万円( 同 31.4%増)
経常利益  :55億5500万円( 同 7.7%増)
四半期純利益:10億1000万円( 同 68.0%減)

国内においては、テレビスポット広告をはじめとしたメディアの扱いが増加するとともに、マーケティング・プロモーションや制作の収益性が改善。制作子会社、デジタル子会社も堅調に推移し、国内全体で増収増益となった。海外においては、アジア子会社、欧米子会社および中国圏子会社が足踏み状態で減収減益となった。
ADK本体は、収益管理体制の強化により売上総利益率が改善。また、業績好調にともなう決算賞与の引当等により人件費は増加したが、販売費および一般管理費のコントロールも継続し、増収増益となっている。なお4月18日に、出版・販売事業を営む日本文芸社の株式を売却し、当第2四半期連結会計期間より主たる事業は、広告業の単一セグメントとなった。広告業における外部顧客への売上高は1731億8300万円(前年同期比0.1%増)、営業利益は39億4000万円(前年同期比32.0%増)だった。
全体の連結売上高は1740億9200万円で前年同期比0.6%減だったが、売上総利益は256億7200万円で前年同期比4.8%増。営業利益は38億5700万円で前年同期比31.4%増)、経常利益は55億5500万円(前年同期比7.7%増)となった。特別利益1億1900万円と事業整理損などの特別損失21億9000万円を計上した結果、税金等調整前四半期純利益は34億8400万円(前年同期比36.0%減)となり、親会社株主に帰属する四半期純利益は10億1000万円(前年同期比68.0%減)となった。