フジ・メディアHD、フジテレビジョンが4期ぶりに増益に 17年3月期1Q決算
株式会社フジ・メディア・ホールディングスは、2017年3月期第1四半期(2016年4月1日~2016年6月30日)の連結業績を発表した。
【連結経営成績(累計)】
売上高 :1517億7100万円(前年同期比 2.0%増)
営業利益 :68億7200万円( 同 53.5%増)
経常利益 :94億5000万円( 同 42.9%増)
四半期純利益:67億7200万円( 同 60.0%増)
放送事業、制作事業、映像音楽事業、生活情報事業は減収だったが、広告事業、都市開発事業、その他事業が増収となり、全体では前年同期比2.0%増収の1517億7100万円となった。
主力の放送事業において、フジテレビジョンは、タイム、スポットともに視聴率が伸び悩んだことが影響し、放送事業収入は減収。ただし放送以外では、催物事業の「トーテム」、映画事業の「暗殺教室~卒業編~」などが貢献し、その他事業収入が増収となり、営業利益は営業費用の削減により、4期ぶりに増益となった。一方、ビーエスフジ、ニッポン放送ともに増収減益となっている。これらにより、放送事業全体の売上高は782億9700万円で前年同期比0.4%の減収、セグメント利益は52億4百万円と同21.2%の増益となった。
他セグメントでは、生活情報事業、都市開発事業、その他事業が増益となり、全体の営業利益は前年同期比53.5%増益の68億7200万円となった。