ADK、アニメ制作会社「ゴンゾ」を買収

株式会社アサツー ディ・ケイは、株式会社ゴンゾの普通株式を公開買付けを実施したことを発表した。7月15日から、1株当たり26,819円で買付けを開始し、全株式を買付けた場合の合計金額は、約62億3,976万円となる。

ゴンゾは、テレビ向けを中心としたアニメ作品の企画・制作を行っており、自社制作のアニメ作品に対して出資をすることで収益分配権及び二次利用権を取得し、これらの権利をライセンシーに許諾する事業等を行っている。国内及び欧米・アジアを中心とする全世界をサービスエリアとして事業拡大を進め、 2004年11月に東証マザーズ市場へ上場したが、2009年に東証が規定する上場廃止基準「2期連続の債務超過」に該当し、上場廃止となっていた。

ADKは、ゴンゾが権利を保有するアニメ作品の中から海外での配信が可能な作品を選択した上で、ADKグループを通じて海外配信業者へ販売する。海外配信業者へ販売するアニメ作品のラインナップ拡充を図る狙い。