根強く続いた節約意識がやわらぎ、消費意欲指数が上昇 博報堂生活総研が7月の消費予報発表
株式会社博報堂のシンクタンクである「博報堂生活総合研究所」は、「7月の消費予報」を発表した。
20~69歳の男女1,500名に、「来月の消費意欲」を点数化してもらったもので、その結果、7月の消費意欲指数は49.6点と、先月より2ポイントアップした。今年2月以降長らく低調が続いていたが、例年7月は消費意欲指数が上昇する傾向があり、ひさしぶりに50点に近い数字となった。
消費意欲の理由を見ると、「ボーナスが出るので日頃我慢している服やアクセサリーを買いたい」「セールがある」といった意見が多い。逆に「今月までに多く使ったので節約する」といった声は、6月174件→7月65件と、大幅に減少しており、金銭的余裕と季節的消費で、節約意識がやわらいだのが見てとれる。なお、性別で比べると、男性よりも女性の消費意欲指数が伸びていた(前月比:男性+1.1ポイント、女性+2.9ポイント)。