博報堂DYグループのLGBT総合研究所が活動開始 「LGBT」の一般認知は過半数に
博報堂DYグループの株式会社LGBT総合研究所は、6月1日より活動を開始した。
LGBT総合研究所は、LGBT（レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー）に代表されるセクシャルマイノリティに関する専門シンクタンクだ。あわせてLGBT総合研究所は、サービス開始にあたりLGBTに関する意識調査を実施している。
全国の20～59歳の個人100,000名（有効回答者数89,366名）を対象に実施したスクリーニング調査の結果、LGBTに該当する人は約5.9％だった（レズビアン：1.70％、ゲイ：1.94％、バイセクシャル：1.74％、トランスジェンダー：0.47％）。LGBTにあてはまらないAセクシャル（無性愛者）など、その他のセクシャルマイノリティに該当する人は約2.1％だった。
また「LGBT」という言葉の認知は、セクシャルマイノリティに該当しないストレート層でも過半数を越えていた。「LGBT」という言葉の認知は高まってきているといえる。
今後、LGBT総合研究所では、この定量調査と、当事者へのデプスインタビュー調査などをベースに、市場分析やソリューション企画の立案を実施。また、博報堂DYグループ各社等と連携しながら、企業・自治体のLGBTに対するCSR活動・マーケティング活動のサポートを行う。
