女性のSNS利用と消費行動、新キーワードは「妄想消費」 トレンダーズ調査
トレンダーズ株式会社は、10~40代女性を対象にした「SNSの利用行動と消費行動」に関する調査結果を発表した。
SNS(Twitter/Facebook/Instagramのいずれか)に関して「ほぼ毎日投稿している」もしくは「毎日~週に5・6回投稿している」と回答した「インフルエンサー型」女性426名、「月に2・3回投稿している」もしくは「一度も投稿したことがない」と回答した「フォロワー型」女性403名、計829名から回答を得た。
それによると、「日常的に利用しているSNS」では、インフルエンサー型・フォロワー型ともに「LINE」が最多。インフルエンサー型では「Instagram」「Facebook」「Twitter」といった情報拡散型のSNSが日常的に利用されていたが、フォロワー型はやや低い。
「SNSの投稿を見て、インターネットで商品を購入したことはありますか?」という質問では、インフルエンサー型で63.2%、フォロワー型で46.1%が「ある」と回答。特にインフルエンサー型は28.2%と約3割が「日常的に購入している」「時々購入している」と回答し、SNS利用と購買行動がより密接な関係にあることを裏付けた。
「どのような投稿を見たときに、その商品を『欲しい』と思いますか?」と聞いたところ、最も多かった回答はどちらの型も「内容に共感した投稿」(インフルエンサー型:54.4%/フォロワー型:45.9%)だったが、インフルエンサー型では「画像がきれいな投稿」49.6%、フォロワー型では「商品の体験談が書かれた投稿」36.9%がそれぞれ2位になった。きれいな画像を見ることで妄想が掻き立てられ、その結果、そのままスマホブラウザを立ち上げインターネットショッピングをする女性も増えており、トレンダーズではこの消費傾向を「妄想消費」と名付けているとのこと。