テレビ東京HD、地上波放送事業など好調で大幅な増益に 16年3月期決算

株式会社テレビ東京ホールディングスは、2016年3月期(2015年4月1日~2016年3月31日)の決算を発表した。

【連結経営成績】
売上高   :1362億1600万円(前年比 5.9%増)
営業利益  :72億7200万円( 同 45.4%増)
経常利益  :76億3800万円( 同 40.6%増)
当期純利益 :47億0600万円( 同 52.3%増)

地上波放送事業において、放送収入のうちタイム収入は、レギュラー番組や「全仏オープンテニス2015」「世界卓球」などの大型スポーツ特番、年末年始の特番が順調に推移したが、ミニ番組や土日・深夜帯の営業企画番組がふるわず、前年の反動もあり、前年同期比3.9%の減収だった。スポット収入は、CM枠の効率的な運用の徹底や販促企画によるシェアアップにより、前年同期比5.0%増となったが、タイム・スポット合計では、802億1,500万円と前年同期比0.6%減収となった。BS等収入は、30億3,600万円で前年同期比3.5%増収となった。また番組販売収入は、前期同様に「YOUは何しに日本へ?」などが好調に推移するとともに、「昼めし旅~あなたのご飯見せてください!~」「ポンコツ&さまぁ~ず」などゴールデンタイム以外の番組も売上を伸ばした結果、45億6,400万円で前年同期比3.9%増収となった。
放送周辺事業、BS放送事業も好調で、全体売上高は1362億1600万円で前年比5.9%増。営業利益45.4%増、経常利益40.6%増と、大幅な増益を記録した。