GWは楽しみだが消費意欲は低調 博報堂生活総研 5月の消費予報
株式会社博報堂のシンクタンクである「博報堂生活総合研究所」は、「5月の消費予報」を発表した。
20~69歳の男女1,500名に、「来月の消費意欲」を点数化してもらったもので、その結果、5月の消費意欲指数は45.8点と、低調だった先月をさらにマイナス1.1ポイント下回った。
「金銭的な理由で消費を控える」という声が、前年同月比・前月比ともに増加(15年5月275件、16年4月251件→16年5月311件)。「将来の不安が消えず、少しでも貯蓄を増やしたい」などの理由が目立った。
一方で、 平日2日休めば、10連休も可能なゴールデンウィークが控えており、今年は「旅行の予定がある」など、具体的な出費予定のある人が前年同月より増加している(15年5月103件→16年5月134件)。大型連休を楽しみにしつつも、なかなか不安を拭い去れないのが消費者の心情のようだ。