スマホ広告、2015年の市場規模は3,717億円で前年比23.6%増
株式会社CyberZは、スマートフォン広告市場動向の調査結果を発表した。「検索連動型広告」「ディスプレイ広告」「成果報酬型広告」について、年間の出稿額を推計した(対象期間:2015年1月~2015年12月)。
それによると、ソーシャルメディア向け広告や動画広告の需要拡大がけん引し、スマートフォン広告市場は順調に成長しており、2015年の市場規模は、3,717億円で前年比123.6%だった。
商品別では、検索連動型広告市場が1,380億円(前年比115.0%)、ディスプレイ広告市場は2,225億円(前年比135.0%)、成果報酬型広告市場が112億円(前年比70.0%)だった。
このうち、成果報酬型広告は広告主の事業フェーズ移行による需要動向の変化や、他の広告商品との競合性が高まり、大きく減少した。
来年以降も、市場は好調に推移し、2016年のスマートフォン広告市場は4,542億円で前年比122.2%と予測。2020年には2015年の約2倍となる、7,500億円規模に到達すると見込まれる。
●調査概要
調査主体:株式会社CyberZ
調査時期:2016年2月から2016年3月
調査方法:スマートフォン広告市場関係者へのヒアリング、調査主体ならびに調査機関が保有するデータ、公開情報の収集
調査対象:スマートフォン広告市場ならびに関連市場
調査機関:デジタルインファクト(株式会社シード・プランニング)