トライステージ、海外事業拡大へ 双日と資本業務提携

株式会社トライステージは、総合商社の双日株式会社と、ASEANを中心とした海外においてリテール事業を共同展開していくため、4月19日、両社間で資本業務提携契約を締結したことを発表した。

双日は、国内有数の総合商社として、国内外において自動車・食料・資源・航空機・リテール事業等における実績と様々なネットワークやノウハウを有している。特にリテール事業において、アジアを中心に、食品流通事業、国内におけるショッピングセンターをはじめとする商業施設運営事業等を積極的に展開している。

トライステージは、ダイレクトマーケティング事業を実施しているクライアントに対し、テレビ通販番組等の媒体選定や番組制作、コールセンター斡旋、顧客管理に至るまでワンストップで最適なソリューションを提供している。中期経営計画では、既存のテレビ通販支援事業を中心としたオーガニックグロースに加え、投資枠100億円を設定し、WEBや海外分野を中心としたM&A戦略を柱に、積極的な事業拡大を目指している。特に海外においては、テレビ通販支援のみならず、リテールへの進出を展望した更なる事業拡大を推進している。

今回両社は、資本業務提携を行うことにより、以下実現を目指し、相互に連携をとる。

1. 双日が有する総合商社ネットワークや海外事業展開ノウハウ、並びに、トライステージの海外既存および新規投資事業を相互活用することにより、トライステージおよび双日の海外事業を発展させること

2. 双日が有する商業施設運営ノウハウ、および、トライステージが有するリアル店舗展開ノウハウを相互活用することにより、トライステージまたはその子会社が展開するリアル店舗の新規出店加速、持続的成長をさせること

3. トライステージが有するテレビショッピング事業、Eコマース事業、リアル店舗等の販売網、および、双日が有する国内外の情報・ネットワークを連携させたオムニチャネル事業を推進すること