グリー、北米のスタートアップVR企業を支援する新ファンド「GVR Fund」開始
グリー株式会社は、北米のスタートアップ企業を支援する新ファンド「GVR Fund」を設立した。2月にサンフランシスコに設立したGREE VR Capital, LLC.を通じ4月8日に設立した。
「GVR Fund」は、バーチャルリアリティ(VR)のソフトウェアやコンテンツ開発に取り組む企業を対象としたファンド。グリー、Colopl VR Fund(コロプラらが設立したVR専門ファンド)、株式会社ミクシィが、総額1200万ドルを4月12日に準備完了した。運用期間は7年間。
グリーは2015年の東京ゲームショウにVRタイトル「サラと毒蛇の王冠」を出展したほか、同年11月にGREE VR Studioを立ち上げるなど、積極的にVRに取り組んでいる。今後は、VR領域でのエコシステムの立ち上がりが早い北米市場において、ゲーム領域のみならず、ソフトウェアやコンテンツを提供する優良なVRスタートアップ企業を積極的に開拓し投資していく方針だ。
なお、グリーとしては2016年1月から投資を始めており、すでに「VRChat」「SPACES」の2社に対して投資を実行済み。これらの投資企業は、今後順次GVR Fundに移管する予定。