博報堂、店頭設置の3Dセンサーを活用し、棚前行動を測定するサービス開始
株式会社博報堂は、米ショッパーセプション社と、日本における独占ライセンス契約を締結し、同社の3Dセンサーを活用し買物客の棚前行動を測定する技術を活用することを発表した。店頭にセンサーを設置し、生活者の買物行動データの測定を行うことを可能とする。
ショッパーセプション社の技術により、売場・棚の通過人数、滞在人数・滞在時間等の測定、購買の意思決定が行われる「接触」までを商品ごとに捕捉しデータ化するといったことが可能になるという。これにより、売場・棚全体の評価に加え、商品接触データを活用した棚割り・品揃えの評価、商品ごとのマーケティング施策の評価等まで踏み込んだ分析が行える見込みだ。
博報堂は、本技術を活用した棚前行動測定サービスを、日本およびアジアで提供。他のビッグデータと統合して分析、売場改革のアクションプラン策定に活用することもできる。
今後は、店内でのデジタルサイネージや買物客が保有するデバイスに対して、データ等を活用してリアルタイムに情報を配信する仕組みも開発する。