地域新聞社、人件費等がかさんで赤字に。役員報酬の減額も 16年2Q決算

株式会社地域新聞社は、2016年8月期第2四半期(2015年9月1日~2016年2月29日)の連結業績を発表した。

【連結経営成績(累計)】
売上高   :18億9200万円(前年同期比 22.3%増)
営業利益  :マイナス7600万円(前年 8900万円)
経常利益  :マイナス7500万円( 同 9100万円)
四半期純利益:マイナス1億3600万円( 同 5700万円)

2014年12月の株式会社ショッパー社の子会社化により、基盤事業である新聞等発行事業は2県55エリアで55版の発行から、1都3県64エリアで64版の発行と増加。週間の発行部数も、およそ204万部から300万部まで増加した。また、地域事業も強化。「地域新聞ショッパー」の「さいたま大宮・上尾版」(14万9,000部発行)を4エリアに分割するとともに、発行部数をおよそ5万部増加させた。
ショッパー社の子会社化により、売り上げも大幅に増加したが、エリア細分化に備えるための人員確保による経費および人件費が増加、また基幹システム等への投資が嵩んだ結果、前年の黒字から今期はマイナス益を計上することとなった。

また上記の結果を受け、2016年8月期の業績予想(2015年10月13日発表)について、下方修正した

【2016年8月期通期連結業績予想の修正(2015年9月1日~2016年8月31日)】
売上高   : 39億2900万円(前回発表 40億2100万円)
営業利益  : マイナス1億4400万円( 同 1100万円)
経常利益  : マイナス1億4200万円( 同 1000万円)
当期純利益 : マイナス2億1200万円( 同 100万円)

あわせて代表取締役(対象1名)、常務取締役(対象2名)および取締役(対象1名)について、役員報酬月額の20%を減額するとのこと。期間は、代表取締役およびショッパー社管掌常務取締役が6か月間、常務取締役および取締役が3か月間。