電通グループ、データ分析ソリューションのサイカに出資
株式会社電通と100%子会社である株式会社電通デジタル・ホールディングス(DDH)は、株式会社サイカへの出資を発表した。デジタルマーケティング領域における統合分析ソリューションの開発・推進で業務提携を行うとのこと。
サイカは、統計的手法を用いたクラウド型のデータ分析ソリューションの企画・開発・提供を行っているベンチャー企業。5月に、マーケティングの全体最適に特化した新しいツール「XICA magellan」(マゼラン)の発売を予定している。
今回の提携により、電通の広告コミュニケーション領域における知見・ノウハウをマゼランに組み込むことを可能とし、効果をさらに高めることを目指す。具体的には、テレビCM・インターネット広告の出稿量、関連するオンライン情報、パソコンやモバイルなどのデバイスを横断するデータを利用し、クロスメディア展開によるプロモーション活動がどのように影響し合うか、統計学的な分析を行っていく。サイカとの協力関係をより強固なものとすることで、電通グループのデジタルマーケティング領域を強化するのが狙い。