インフィード広告市場、2015年は2倍成長の768億円 サイバーエージェント調べ
株式会社サイバーエージェントは2月10日、ソーシャルメディアなどで導入が進む「インフィード広告」(メディア上で表示されるフィード型コンテンツと同じフォーマットで表示される広告の総称)について、国内市場動向の調査結果を発表した。
調査時期は2015年10月~2015年11月で、動画広告市場関係者へのヒアリング、保有データ・公開情報の収集を行った(調査機関:株式会社シード・プランニング デジタルインファクト)。
それによると、2015年のインフィード広告市場は、対前年比2倍の768億円。そのうちスマートフォン比率が全体の約93%を占めていた。目的別で見ると、「Webプロモーション」が76%、「アプリプロモーション」が24%だった。配信先でみると、7割がソーシャルメディアだが、今後は配信先の多様化が進み、ニュース、キュレ―ションアプリ、ポータル系、その他などで過半数を占めると予測された。
今後については、スマートフォン向けメディアと親和性の高い広告フォーマットとして成長し、2020年の市場規模は2,478億円(2015年比300%超)に到達する見込みだ。またソーシャルメディア向けインフィード広告を中心に、動画フォーマットの導入が進んでおり、2020年には市場全体の1/4のシェアを占める見込みだ。