テレビ朝日HD、売上高横ばいも営利10%増 16年3Q決算

株式会社テレビ朝日ホールディングスは2月5日、2016年3月期第3四半期(2015年4月1日~2015年12月31日)の連結業績を発表した。

【連結経営成績(累計)】
売上高   :2113億6000万円(前年同期比 0.5%増)
営業利益  :152億4800万円( 同 10.7%増)
経常利益  :170億9400万円( 同 12.2%増)
四半期純利益:107億5400万円( 同 2.8%増)

テレビ放送事業を中心に、音楽出版事業やその他事業においても収益確保に注力。テレビ放送事業のタイム収入は「くりぃむクイズミラクル9」などのバラエティや木曜ドラマを中心に単価の上昇を達成し、新番組「イチから住」「TOKYO応援宣言」で売上も伸ばした。「世界野球プレミア12」「世界水泳ロシア・カザン2015」などのスポーツイベントもあったが、前年同期の「2014 FIFAワールドカップブラジル」の反動減などにより、タイム収入合計は前年同期比0.2%減だった。スポット収入も、東京地区の広告出稿量が前年同期を下回ったことなどから減収となった。業種別では「食品」「薬品・医療用品」などが好調だが、「自動車・関連品」「金融・保険」などが低迷。BS・CSは収入3.3%増だったが、その他収入は0.7%減。テレビ放送事業全体の売上高は1,822億4300万円で1.9%減となったが、番組制作費の減少などにより営業利益は11.3%増となっている。