電通、大手町エリアに開設の日本初FinTech産業拠点「Fino Lab」に参画
株式会社電通と株式会社電通国際情報サービスは、三菱地所株式会社との協業により、フィナンシャル・テクノロジー(Financial Technology、以下「FinTech」)領域のスタートアップ企業の成長を支援・加速する日本初の産業拠点となるThe FinTech Center of Tokyo Fino Lab(以下「Fino Lab」、フィノラボ)の開設(2016年2月1日)に参画した。
Fino Labは、近年目覚ましい成長と拡大を続けるテクノロジー系スタートアップ企業の中でも、ファイナンス分野に特化した「FinTech」企業を対象とする産業拠点となる。海外では既にテクノロジーと生活者目線を掛け合わせた新サービスが数多く軌道に乗りつつあり、ファイナンス・イノベーションにおいても世界に後れをとってはならないとの観点から、東京国際金融センター構想の中枢である大手町エリアに設置し、新たな産業の創造を目指す。
同社グループは「FinTech」による改革は決して金融業界に閉じた現象とは捉えておらず、あらゆる生活場面におけるお金との関わり方、お金の動く仕組み、お金と人とのインターフェース、そしてお金の捉え方そのものをデジタルの力で改革するものだと考えている。同時にこの改革は、人々のライフスタイルや世界観さえ変えていくものだと捉えており、そうした意味でも、Fino Labは人々の生活の質的向上、ひいては社会全体の発展に貢献するものと期待している。
電通はかねてより生活者目線、需要者の立場による新たなビジネス領域の開拓を行ってきたが、今回のFino Lab開設を契機に、そのエコシステムのプロデュースを行っていく。エコシステムの形成に当たっては、FinTechに関連する各領域のプロフェッショナルである有志個人(弁護士、投資家、起業家、金融従事者など)が集結し、2016年1月に設立予定の一般社団法人金融革新同友会「Finovators(フィノベーターズ)」※1(代表理事:増島 雅和)と密に連携していく。また、当社グループが培ってきたマーケティングやブランディングに関するリソース、ソリューションをスタートアップ企業に提供することで、当該企業の事業や起業家の支援を推進していく。