DAC、IBMマーケティング・クラウドと連携しデジタルマーケティング支援事業を強化
デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社は、日本アイ・ビー・エム株式会社の「IBM Marketing Cloud(以下 マーケティング・クラウド)(※1)」と、DACグループのアドテクノロジー群を連携し、デジタルマーケティング支援事業を強化していくことを発表した。
具体的には、IBMのマーケティング・ソリューション「IBM Marketing Cloud」やデータ・エクスチェンジ・プラットフォーム「Universal Behavior Exchange」(以下UBX)と、DACの有する、日本最大級のデータ量を誇るDMP「AudienceOne®(※2)」、LINEビジネスコネクトに対応する「DialogOne(※3)」、Facebook・Twitter・Instagram認定広告ツール「Sherpa(※4)」、多彩なプログラマティックバイイングに対応するDSP「MarketOne®(※5)」を接続することにより、あらゆる業種におけるクライアント企業のデジタルマーケティングを統合的に支援するという。
■提携の背景と内容
DACはこれまで、多くのクライアント企業のマーケティング課題に向き合うべく、各種テクノロジーの開発およびパートナー企業との提携を行い、統合的なソリューションを提供してきた。しかし、昨今では生活者へのスマートフォンの普及やクライアント企業のデータ活用(データ・ドリブン・マーケティング)が進んでおり、マーケティング・オートメーションにおいてもメールを中心とした従来型のコミュニケーションから、さらなる変革が必要と認識、そこで今回、DACグループのアドテクノロジー群と、マーケティング・クラウドを組み合わせることで、クライアント企業はソーシャルメディアなどを含むあらゆるデータの連携と、それらのデータ分析から得られる洞察を、生活者との対話に活用し、より適切でリアルタイムにパーソナライズされた施策により、深い顧客エンゲージメントを実現することができるようになった。
また、広告のデータ活用に対応するUBXを通じて、ユーザーごとの施策を自動化、効果検証から売上の進捗管理までの包括的な対応が可能になる。これにより、多様化しているメディア環境の中でクライアント企業はアプリケーション、デバイス、時間や場所を問わず、オム二チャネルから得られるデータを活用し、クロスチャネル・キャンペーン・マネジメント(CCCM)の実施を可能とした。
(※1)マーケティング・クラウドは、メール、モバイル・プッシュ、Web、ソーシャルの顧客接点をサポートするクロスチャネル・キャンペーン管理の基本機能に加えて、 IBMの他、Twitter、Facebookなど他社が提供するサービス間のデータをクリック操作で統合するUBX等で構成されている。
(※2)AudienceOne®とは、DACが提供する、月間4億ユニークブラウザのデータを保有するデータ・マネジメント・プラットフォーム(DMP)。
(※3)DialogOneとは、メッセージングサービスにおいてユーザーと企業との1対1のコミュニケーションを可能にするメッセージ管理ソリューション。
(※4)Sherpaとは、DACの連結子会社である株式会社トーチライトが提供する広告管理ツールで、ソーシャルメディアに対して、広告配信、ターゲットオーディエンス管理、運用最適化を行うことができる。
(※5)MarketOne®とは、DACの連結子会社である株式会社プラットフォーム・ワンが提供する国内最大級のデマンド・サイド・プラットフォーム(DSP)。