電通とISID、「マルチアングルキャッチアップ配信」提供開始

株式会社電通と株式会社電通国際情報サービス(以下「ISID」)は共同で、ユーザーが自由にアングルを切り替えて配信映像を楽しめる「マルチアングルキャッチアップ配信」と、それを活用した新しい広告配信「Viewpoint Release Ad(ビューポイント・リリース・アド)」を行う。
具体的には、2015年12月1日~2016年1月4日、新日本プロレスの試合をコンテンツに、株式会社テレビ朝日(以下「テレビ朝日」)と新日本プロレスリング株式会社(以下「新日本プロレス」)が共同運営する「新日本プロレスワールド」内で実施する。

新たな映像体験を支える技術には、電通とISIDが開発した多視点動画配信ソリューション「VIXT(ビクスト)」が活用されており、メディアの多様化とテクノロジーの進化に伴い、これまで電通とISIDは、インターネット環境における映像の「撮影」「編集」「記録」「配信」「視聴」の各フェーズを統合的に捉え直すサービスやソリューションの開発・提供を継続的に行ってきた。
「VIXT」はその1つであり、これまであまり注目されてこなかった「ユーザーの視点」に注目し、さまざまな角度から同時に撮影した動画コンテンツを、ユーザー自身が自由に視点を切り替えて楽しむことができるように開発。ユーザーが個別に編集したコンテンツをソーシャルにシェアできるという特徴を持ち、カメラごとの視聴率「アングル視聴率」が計測できることから、ユーザー内での注目度が高いカメラ視点をリアルタイムに把握・共有することも可能。

また今回は、テレビ朝日と新日本プロレスのコンテンツ協力のもと、マルチアングルと連動した広告配信の1つとして、任意のカメラ視点に広告を配信し、広告視聴がなされるとそのカメラ視点の本編映像が解放される広告「Viewpoint Release Ad」も行う。

さらに、複数の映像が1つの画面で同時配信され視聴者が動的に切り替えられる映像において、アングルごとの視聴ログや配信プレイヤー上の操作ログなどを電通・ISID独自の集計ロジックで計測する。計測内容を詳細に分析することで、マルチアングル配信や360°自由視点映像など、同じコンテンツであっても視聴者が個々に好きな視点やシーンを見ることが可能な映像における広告配信の最適化についても検証を行っていく。

<「新日本プロレスワールド」での配信概要> 
・配信期間:2015年12月1日(火) ~ 2016年1月4日(月)
・配信先:「新日本プロレスワールド」
・配信ページ:http://njpwworld.com/feature/multiangle
・対象コンテンツ:2015年10月12日に両国国技館で行われた第1試合、第9試合