博報堂、スマホアプリ・マーケティングを支援する独自データベースを開発

株式会社博報堂は、生活者のスマートフォン・アプリ(以下、アプリ)利用実態調査データとweb上の行動データを格納した「App Planning Database」を開発、クライアント企業のアプリを活用したマーケティング活動を支援するサービスの提供を開始した。

従来のアプリ利用実態調査は、ゲーム、ショッピングなどの単一カテゴリー内での調査がほとんどだったが、近年の多種多様なアプリの急激な普及により、アプリマーケティングは単一のカテゴリーのみならず、複数のカテゴリーを横断した分析の必要性が高まっている。

今回開発した「App Planning Database」は、約3万人の生活者を対象とした複数カテゴリー横断型のアプリ利用実態のアンケート調査データと、博報堂DYグループ内で保有する生活者のweb上の行動データを合わせたもの。「App Planning Database」では、アプリ利用に関する情報感度(リテラシー)とアプリの利用実態から10のユーザー群に分類し、それぞれの10アプリカテゴリ※1における行動や生声を分析した。ユーザー群ごとにweb上の行動データを掛け合わせることで、それぞれのユーザー群ごとの行動が見え、それらの分析に基づき、事業成長を支えるアプリマーケティングの戦略立案から、クリエイティブ企画・制作、メディアプラン戦略プランの策定、広告配信の実施、PDCAマネジメントまでをワンストップで総合的に支援する。

さらに「App Planning Database」は、2015年5月発表のテレビCMとアプリダウンロードの関連効果の測定を可能にした解析ツール「Vision Graphics for Apps powered by Metaps」との連携を予定している。今回発表の「App Planning Database」と「Vision Graphics for Apps powered by Metaps」を掛け合わせることで、アプリの横断的な利用実態の把握および、テレビCMとの関連効果測定も可能となる。