スターツ出版、雑誌市場縮小の影響受けるも営利23%増 15年3Q決算
スターツ出版株式会社は、2015年12月期第3四半期(2015年1月1日~2015年9月30日)の連結業績を発表した。
【連結経営成績(累計)】
売上高 :27億7700万円(前年同期比 2.3%減)
営業利益 :1億2800万円( 同 11.1%減)
経常利益 :1億7200万円( 同 3.0%増)
四半期純利益:9500万円( 同 10.0%減)
東京マーケティング領域は、「厳選店舗マーケティング」と「体験価値マーケティング」を軸に事業を展開。
「厳選店舗マーケティング」は、「オズモール」のレストラン予約サービスで拡充した、朝食ブッフェや夜カフェ予約、季節限定の牡蠣食べ比べ予約などが好調で、売上は堅調に推移。「体験価値マーケティング」では、雑誌市場の縮小の影響で減少したが、広告売上が増加。最終的に売上高は21億1200万円で前年同期比0.6%減となったが、営業利益は1億3100万円で前年同期比23.6%増だった。
一方、投稿コンテンツ領域は、若年層向けのケータイ小説投稿サイト「野いちご」、女性向けの小説投稿サイト「Berry’s cafe」ともにスマートフォンアプリのダウンロード数とPV数が増加。電子書籍の売上も前年同期と比較して伸長し、売上高は4億8900万円で前年同期比4.8%減ながら、営業利益は9300万円で前年同期比24.6%増となった。
地域密着領域は、フリーペーパー「アエルデ」の広告掲載営業活動と企業の販促物の制作請負を行う事業を展開。紙クーポン広告市場の縮小とスマートフォンの普及による予約サイトとの競争が激化し、前年同期と比較して売上利益ともに減少し、売上高は2億7500万円で前年同期比9.7%減、営業利益は100万円で前年同期比98.6%減となった。