元電通社長の故・成田豊氏、中国「広告名人堂」の殿堂入り
「中国広告名人堂」（China Advertising Hall of Fame）は11月7日に、第1回殿堂入りメンバー9名を発表した。唯一の外国人として、株式会社電通の元社長である故・成田豊氏が受賞。北京市内で授賞式が開催された。
「中国広告名人堂」は2015年6月に、中国商務広告協会総合代理専門委員会、中国広告博物館、国家広告研究院が共同で創設。中国の広告業界の地位向上と発展に貢献した業界人を表彰するアワードだ。
成田氏は、社長時代の1996年に、中国における広告人材の育成を社として支援する「中国広告人材育成基金プロジェクト」の実施を決定。その他、中国の広告人材の育成を通して、同国広告業界の発展に貢献したことが評価された。
電通は、中国の広告教育の発展に貢献したとして、中国教育部（日本の文部科学省に相当）から「教育支援特別貢献賞」（2006年）と、「モースト・バリュアブル・パートナー賞」（2015年）を受賞。また成田氏は、同国の「教育支援特別勲章」（2006年）を受章している。
●「中国広告名人堂」第1回殿堂入りメンバー（9名）
徐百益（中国広告業界の長老）
徐信（中国対外経済貿易広告協会元会長）、
莫康孫（マッキャンエリクソン会長）、
成田豊（元電通社長）
劉保孚（国家工商管理総局広告監督管理司元司長）、
丁允朋（上海広告公司元課長）
鄒斯頤（北京電通ヤング・アンド・ルビカム元会長）、
宋秩銘（オグルヴィ・アンド・メイザー・グループ・グレーター・チャイナ会長）、
唐忠朴（工商出版社元編集長）
