電通とヤフオク、リユースでプロジェクト支援するクラウドファンディング開始 第一弾はホテルオークラ東京

株式会社電通は、ヤフー株式会社が運営する日本最大級のインターネットオークションサイトである「ヤフオク!」との共同で、2015年11月4日(水)より、リユースを通じて人の夢や未来を応援する新しい仕組みのクラウドファンディングサービス「reU funding(リユー ファンディング)」を開始する。

「reU funding」は、プロジェクトの賛同者が「ヤフオク!」を通じて、使わなくなったモノを売ったり、プロジェクト実行者の大切にしてきたモノなどを買ったりすることで生まれたお金を、賛同するプロジェクトに支援できるサービス。
これは、リユースによる循環型社会の実現に貢献しながら、プロジェクト実行者の夢や未来を応援できるという点で、従来のクラウドファンディングとは異なるものとなる。

「reU funding」のプロジェクト第1弾は、建て替えのため2015年8月末に本館を閉じた「ホテルオークラ東京」がプロジェクト実行者となる。

「ホテルオークラ東京を愛されてきたお客様との想い出の共有」と、困難な立場にあるこどもたちにオーケストラ教育を行っている団体「エル・システマジャパン」への支援を目的に、旧本館の客室やレストランで使用されてきたテーブルセットやソファーといった家具など300点以上を出品する。 サービス開始となる11月4日(水)より、ユーザーによるプロジェクトへの支援が可能になり、第1弾以降も、他の法人・団体とのプロジェクトの企画を進めていく。

本サービスにおける電通とYahoo! JAPANの役割は、インターネットの「中古市場」を創出しリユースを積極的に推進している「ヤフオク!」が企画・運営・プラットフォームの提供を、国内外のソーシャルなプロジェクトに取り組む電通の社内組織「電通ソーシャル・デザイン・エンジン」が企画協力・コピーライティング・デザイン監修を行う。
この取り組みを通じて、個人、企業や団体が一緒になって、モノや資源が循環する社会への新たなきっかけをつくり、「リユースが当たり前」の世界の実現を目指す。

<第1弾プロジェクトの概要>
・プロジェクト名:ホテルオークラ東京 Charity Project for Music
・実行者:株式会社ホテルオークラ東京
・期間:2015年11月4日(水)~12月20日(日)
・支援先:一般社団法人エル・システマジャパン
・出品物:<レストラン>オーキッドルーム 客用椅子
     <客室>ロイヤルスイート ダイニングテーブル/チェアセット、
      レジデンシャルスイート ソファセット、
      インペリアルスイート サイドボード大理石トップ ほか