電通、ローカル局の動画コンテンツ発信するポータルサイト「ロコチャン」立ち上げ
株式会社電通は、地上波ローカル放送局が保有する動画コンテンツから、「地方創生」をキーワードに厳選・集約し、地域の魅力を発信するポータルサイト「ロコチャン」を24日から開始した。
オープンにあたり、「観光」「グルメ」「名産品」などテーマ性を持ったコンテンツを、全国11ブロック(※)、合計200タイトル以上用意しており、今後順次、参加放送局やコンテンツの拡大を進めていく。
地域に密着し、その土地の事情に精通したローカル局は、「地方創生」につながる魅力的な動画コンテンツを多数蓄積している。しかし、地上波では放送区域が定められているため、従来、コンテンツが区域外に発信される機会は乏しく、十分な利活用が図れていなかった。
そこで同社は本サイトを通じ、日本各地のローカル局が紹介する「見たい」「食べたい」「知りたい」「行きたい」「住みたい」につながる地元の情報に、放送区域外の全国で、パソコン、スマートフォン、タブレットなどの端末からアクセスできるようにした。地方でしか視聴できなかった動画コンテンツを広く全国の利用者に発信することで、それぞれの地域への興味喚起や誘客、また移住促進や地元物産の販売促進につなげていくことを目指す。
なお本サイトの開発・運営は、総務省の平成26年度補正予算における「放送・通信の連携による地域コンテンツ流通促進事業」として同社が受託したもので、今後、同社は参加ローカル局とともに、各局が保有する動画コンテンツを再活用した広告やインバウンドなどのビジネスを展開し、その事業性を検証していくとのこと。