電通ベンチャーファンド、ソーシャルロボット開発の米「Jibo社」に出資
株式会社電通が運用するコーポレート・ベンチャーキャピタル・ファンド「電通ベンチャーズ1号グローバルファンド」(以下「電通ベンチャーズ」)は、米国のソーシャルロボット開発のスタートアップ企業であるJibo, Inc.(本社:マサチューセッツ州ボストン、CEO:スティーブ・チェインバーズ、以下「Jibo社」)に約3.7億円を出資することを発表した。
電通ベンチャーズは、2015年4月に設立したファンドで、資金提供のみならず、同社グループならではの課題解決に向けたソリューションやリソースを提供することで事業や起業家を支援する。その第一号案件としてJibo社が選出された。
Jibo社は、ソーシャルロボットのパイオニアとして知られるマサチューセッツ工科大学教授のシンシア・ブリジール博士が創業した、ソーシャルロボット「Jibo(ジーボ)」の開発・製造・販売を目指す企業。Jiboには音声および感情認識や自然言語処理、機械学習、感情表現ディスプレイや動作などの技術が採り入れられており、家庭内のメンバーと交友し信頼関係を築けるようにデザインされている。
電通ベンチャーズは、「Jibo」が情報摂取のあり方を根本的に変える全く新しいタイプのメディアとして発展していき、スマートホームにおける起点インフラ、コミュニケーションのハブとしての機能も担っていく可能性があると考えており、今後、同社グループではそうした観点からも、Jiboの開発支援や普及促進、またJiboが将来もたらすであろう新しいビジネスを支援していくとしている。