フジ・メディアHD、15年3月期決算発表

株式会社フジ・メディア・ホールディングスは、2015年3月期(2014年4月1日~2015年3月31日)の連結業績を発表した。

【連結経営成績】
売上高   :6433億1300万円(前年比 0.2%増)
営業利益  :256億2800万円( 同 18.7%減)
経常利益  :351億0200万円( 同 0.8%増)
当期純利益 :199億0800万円( 同 15.2%増)

放送事業、制作事業、映像音楽事業、生活情報事業、広告事業、その他事業で減収となったが、都市開発事業の増収が貢献し、前年同期比0.2%増収の6433億1300万円となった。一方で都市開発事業、広告事業、その他事業以外が減益となり、営業利益は減少。伊藤忠・フジ・パートナーズ持分法適用関連会社化による「負ののれんの発生益」等の計上により、経常利益は前年同期比0.8%増益に留まった。最終的に当期純利益は、前年同期比15.2%増益となった。

また当年度にクオラスと協同広告の合併を実施した広告事業は、テレビ広告収入は増収となりましたが、新聞広告収入や屋外広告収入等が減収となったことで、全体の売上高は432億100万円と前年同期比1.9%の減収となった。セグメント利益は、費用の削減により、4億7200万円と同3.3%の増益となった。

サンケイリビング新聞社は、リビング新聞とシティリビングの広告収入が減少したことにより、売上高全体では減収となり、また、販管費も増加したことで営業損失となった。その他、ディノス・セシールのディノス事業の結果もふくめ、生活情報事業全体の売上高は1345億3800万円と前年同期比3.7%の減収、セグメント損失は6億700万円となった。